ブラジル女子代表チームは7月29日にケニア戦で初戦。
―オリンピック競技、バレーボール―
ブラジルのバレーボールチームは、国際連盟(VNL)で
12試合連続勝利という最高のスタートを切り、
大会で4位タイとなった。期待された結果ではなかったにも
かかわらず、ブラジル女子バレーボールチームは優勝候補として
オリンピックで挑戦権を得、3度目の
オリンピック優勝を目指してフランス、パリへと旅立つ。
オリンピック2024:開始日、開幕日、観戦場所
パリでは、グループリーグは新しい形式を取ることになる。
VNLの緑と黄色の旗のグループに参加する日本とポーランドは、
大会第1フェーズでブラジルとの試合での重要な鍵を握っている。
さらに、ブラジルのオリンピックデビュー戦は、
2024年大会のランキングで最も低いケニア戦となる予定だ。
―コンクール―
ブラジルはパリオリンピックのグループステージで
ケニア、日本、ポーランドと対戦する
女子バレーボール競技は7月28日、オリンピック期間中の
女子バレーボールのメイン会場であるパリ南アリーナで開幕する。
8月4日まで全26試合、グループステージ18試合が開催される。
表彰台まで辿り着いたそれぞれの国は、そこから
合計6試合を行う。
参加チームは3つのグループに分けられ、それぞれ4チームが選出される。
この形式は、ここ数年あった6チームずつ2つのグループ形式とは異なる。
各グループの上位2チームと総合3位の2チームが、準々決勝から始まる
ノックアウト方式のステージへと進む。
グループステージ終了後、両チームは8月6日に
4回の直接対決で準々決勝に進出する。8月8日に予定されている
準決勝の対戦により、オリンピックの金メダルを争う
ファイナリストが決定する。8月10日、決勝進出を逃したチームが
銅メダルを競う。そして最終8月11日、2024年パリオリンピックの
女子バレーボールの偉大なるオリンピックチャンピオンが
決定されることとなる。
―視点―
女子バレーボールは、世界で最も強力で最も経験豊富なチームを結集し、
激しくバランスの取れた競争を繰り広げるだろう。近年、国際シーンは
以下のグループによって支配されている。
過去4年間、ブラジルは安定した強豪国であり、
東京2020、2022年国際リーグ、同年のワールドカップなどの
注目を集めるイベントで3回連続準優勝を果たしている。
1992年のバルセロナ以来、女子バレーボールが
メダル決定戦に残らなかったのはリオ2016だけだった。
イタリアは強豪国として頭角を現し、2022年と2024年には
国際連盟で優勝し、2022年ワールドカップでは銅メダリストとなった。
セルビアも有力な候補だ。2022年の世界チャンピオンであり、
東京2020の銅メダリストであるセルビアチームは、
表彰台の頂点へと登るという明確な目標を掲げ、
パリ2024に焦点を当て、今年のネーションズリーグで
スター選手を派遣することを選択した。
2023年の国際連盟チャンピオンであり、世界トップリーグの
1つであることで知られるトルコは、オリンピックのメダルギャラリーへの
出場権を確保することを決意してこの大会に出場する。
一方、2023年と2024年にそれぞれネーションズリーグで準優勝した
中国と日本は、女子エリートバレーボール界において
アジアのトップを代表し続けている。
現在のオリンピックチャンピオンである米国は、
東京2020で金メダルを獲得した後、そのまま
タイトルを維持したいと考えている。それ以降は
表彰台を獲得していないが、アメリカ女子は
常に表彰台に上る実力があると考えられている。
―ブラジルとメダル―
ブラジルはすでに、オリンピック女子バレーボール選手権
3回優勝を目指して最初の対戦を決定している。
最初の対戦相手はパリ大会でワーストランキング20位の
ケニアとなる。ブラジルはすでに東京2020大会で
ケニア代表チームと対戦しており、3対0で快勝した。
2024年パリ大会まであと30日を切ったところで、
オリンピック選考の責任者であるブラジル人監督
ルイゾマール・デ・モウラがチームを去り、
世界最大のスポーツイベントの前夜に新監督が
選考を引き継ぐこととなる。
その後、ブラジルは日本と二度目の対決をすることになるだろう。
2024年のネーションズリーグでは、ブラジルは
予選ラウンドで日本を破ったが、準決勝で
日本にタイブレークで敗れた。ブラジルチームは
昨年末のプレオリンピックで、バランスの取れた試合で
日本チームに3セット対2で勝利し、パリ代表の座を獲得した。
オリンピックでは2つの金メダル
(1964年東京大会と1976年モントリオール大会)を
獲得したにもかかわらず、日本チームは予選で
好成績を収めることができず、10位という不本意な結果に終わった。
ブラジルとポーランドはパリで今年の
ネーションズリーグでの対決を繰り返すことになる。
グループステージ最後の対戦はポーランド戦だ。
近年、ブラジルはネーションズリーグのブロンズ戦で
3対2で敗れた。ポーランドチームは4度目のオリンピック出場を
目指しており、2008年の北京大会以来オリンピックに出場していない。
一方、世界の主要なバレーボール選手権の一つである
2024年ネーションズリーグでは2年連続で銅メダルを獲得している。
オリンピックでは、ブラジルのバレーボールチームは、
金メダル2個(2008年北京と2012年ロンドンでオリンピック2回優勝)、
銀メダル1個(2020年東京)、銅メダル2個(1996年アトランタで獲得)、
シドニー2000年の計5個のメダルを獲得している。
―グループ―
グループA-フランス、米国、中国、セルビア
グループB-ブラジル、ポーランド、日本、ケニア
グループC-イタリア、トルコ、オランダ、ドミニカ共和国
―“deathgroup”―と呼ばれる最も難しいグループは、
開催国であるフランスで構成され、
米国(現在のオリンピックチャンピオン)、
セルビア(現在の世界チャンピオン)、
中国(2023年のネーションズリーグ副チャンピオン)と対戦する。
―コンクール会場―
パリ南アリーナではバレーボールの全試合が開催される、
卓球、ハンドボール、重量挙げの競技に加えて、
本アリーナは、ヨーロッパ最大の展示および
コンベンションセンターの1つであるパリ万博で開催される
2024年パリオリンピックの目玉だ。このスペースには
合計9つのパビリオンがあり、オリンピック競技大会の
物流用に予約されたパビリオン1、4、6が設置される。
もともと1923年に建設されたこの複合施設は、長年にわたって
大規模な改修が行われ、最近ではオリンピックに向けた
インフラの大幅な改善を目的とした10年近くにわたる
3段階の近代化プログラムが実施された。
―プログラミングと議題―
ラウンド1
7月28日
4時間(ブラジリア時間)-イタリアxドミニカ共和国
8時間(ブラジリア時間)-ポーランドxフランス
7月29日
4時間(ブラジリア時間)-トルコxオランダ
8時間(ブラジリア時間)-ブラジルxケニア
12時間(ブラジリア時間)-米国x中国
16時間(ブラジリア時間)-フランスxセルビア
第2ラウンド
7月31日
12時間(ブラジリア時間)-米国xセルビア
16時間(ブラジリア時間)-ポーランドxケニア
8月1日
4時間(ブラジリア時間)
このような日程と、開催場所になっている。
Photo: MFonzatti https://commons.wikimedia.org/wiki/User:MFonzatti
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